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改めて感謝してラジエーションハウスを見る

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最近はネットの見逃し配信でちょっとした時間に見るドラマがマイブーム。

春のドラマで気に入ったのは「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート」。
医療現場を支える放射線技師と放射線科医の活躍を描くヒューマンなドラマです。

たしかに、ドクターの存在がクローズアップされるものですが、その診断を支えるのに、
的確な画像を撮影する技師と、また、それを診断する(読影)放射線科医の存在は
欠かせないもので、縁の下の力持ち的な彼らの働きにスポットが、当てられています。
実は医師免許も持っているだけではなく天才肌の能力も持ち合わせているのに、
技師としての仕事にこだわる主役の窪田正孝さんを軸に展開されて行きます。

窪田さん演じる五十嵐が技師にこだわるのは初恋相手の放射線科医の杏(本田翼さん)を
支えるためなのに、杏には思い出してももらえずというところが、ちょっと
コメディタッチでもあり、同僚たちがぶつくさいいながらも、五十嵐のこだわりを
理解して無茶な検査も協力して支えて、見逃されてしまいそうな病気の早期発見に
つなげていく連携プレーも楽しく見ることができます。

私もがんを体験しているので、検査では技師の方に大変、お世話になったことを
思い出します。

実はどうしてがんを発見できたかと言えば、当時、在籍していた月刊誌の取材で、
婦人科の取材にうかがうことがあって、そのときに、下取材で勉強した中に、
がんの症状チェックの資料があったのです。

そのときの取材には直接、関係はなかったものの、何か引っかかるものを感じていて、
それから数か月後、自分の症状が気になったので、資料を引っ張り出して再確認。
「これはがんではないか…」と気が付き、自分で検診に行ったのです。

最初に行ったのはQ大ではなく、別の効率の病院。そこで、がんの検査をして欲しいと
問診票に書いたのですが、担当医師のA先生は「何しに来たの?」と冷たい態度。
それだけで、信頼関係はがたくずれ。

検査も死ぬほど雑で、痛みは激しいし、その後の対応も、「なんともないからほって
おきましょう」と言われたけど、「えーっ」と驚いた。

だって、症状が全くないならともかく、症状が出ているわけだから、初期ではないはず。
なかった筋腫が急激に大きくなっていることからしても、疑問な状態。
「赤ちゃんくらい大きくなってるけど、なんで?」と聞かれ、目がテン。
な、な、な…なんだ、この対応は???
私が聞きに来たのに、私に聞くなんて…。

私は自分の取材者としての取材力が否定された気がして、Q大に検査に行ったのです。

検査の方法が全く違って、実に細かく見てくださって、説明もこまやか。

まあ、問診を担当した若手の先生はA先生のことを知っていて、「A先生がなんともないと
言ったのに、何しに来たの?」と言われて、うっ…。

ここの先生たちは「そこまで人をバカにした態度をする人ばかりなのか」と腹立たしかったけど、
検査の方法には信頼ができたから、ここで、何ともないと言われたら、少しは自分の
取材力を疑おうと思ったけれど、担当してくださった助教授のB先生には「間違いなくがんだと
思います。すぐに入院してください」と言われて、私は心の中で「ほらね。やっぱり、
私の考えた通り、がんだったじゃない」とほっとしたという…。

もう、A先生の言うことを信じていたら、今頃、生きていません。

こまやかな検査をしてくださったQ大の検査技師さんにも改めて感謝して、
ラジエーションハウスを見ている私です。

そうそう。私が想定していたように、私のがんは初期ではなく、3期に入るくらいでした。
症状が出ていたから、やはり、結構、進行していたわけです。
見逃したら危なかった…。



by kago-fp | 2019-04-20 18:36 | Trackback