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レイコさんの鹿児島スケッチ おいしいは幸せ時間。鹿児島の「おいしい時間」を発信しています。 画像の上にマウスを置くと、記事のタイトルと記事が少し読めます。興味のある記事をチョイスしてくださいね! 記事や画像の無断転載はお断りいたします。

春ドラマと令和の働き方

ドラマレビューを書く仕事をしていたとき以来、久しぶりに春ドラマを
きちんと見ましたが、それぞれが終わってしまって寂しい気持ち。

イチオシのラジエーションハウスは特別篇が一番の視聴率でしたね。
基本的にはドラマの「振り返り」シーンが主でしたが、その後の
放射線科の技師さんたちの活躍と、五十嵐さんの活躍を描いていて、
やっばり、おもしろかった。

五十嵐さんが懸命に乗客に薬を持っていないか探していのちを救う
場面なんて、ああいった判断ひとつでいのちを落とさずにすむことが
あるんだなあと感心しきりです。

令和になって働き方はどう変わるのかといったテーマを持っている私ですが、
そんな私の興味のひとつのこたえをどんな風に見せてくれるのかなと
いう意味でも見ていた「わたし、定時で帰ります。」でしたが、
現在の交錯する価値観、仕事の現実と、よく描けていたと思います。

こたえとしては、そう簡単に結論付けられるものではないといった
ことのようでしたが、ひとつだけ言えるのは、「体を壊すまで働くのは
それだけは間違っている」ということだろうと思います。

私の父親は新聞記者で、小さい頃は父が休んでいる姿を見たことが
ありませんでした。サラリーマンとは言え、土日休みでもないし、
家に父親はいないものだといった記憶があります。

世の中には父親から遊んでもらえずに寂しかったという方を
見かけますが、私は父がいないとほっとして、寂しいと思ったことがなく、
それほど、鬼のように怖かったので、父不在がうれしかったのですが、
父も母も身体が丈夫な方だったようで、若い頃は無理ができていましたが、
途中、やはり、身体を壊して入退院を繰り返した時期がありました。

父の同僚の方たちは現役時代に亡くなる人も珍しくなく、60歳の定年で
これからゆっくりというところですぐに亡くなる方も多かった。

つまり、いのちがけで仕事をしていたということなんだとち思います。

私も同じように体を壊してがん闘病しましたし。無理はいのちに関わりますね。

何のために仕事をするかという価値判断はひとつではないと思います。

いろんな働き方があっていい。それが認められる職場であるのが理想ですね。

チョイスが自由であること。個々人の考えが認められること。

それが令和時代の働き方のひとつの指針なのではないかと思えました。

このドラマを見ていた20代の人たちは「巧と別れないで結婚して欲しい」と
いう意見もあったようですが、私は晃太郎とやり直すという方向でないと、
このドラマが伝えたかったことは伝わらないのだろうという気がしていたので、
納得でした。

つまり、人の気持ち、考えをよく知ることが、このドラマの大きなテーマ
だったので、よく知らずに晃太郎と別れてしまったこと、よく知ろうとせずに
安易に巧と結婚をしようとしたことをリセットしなくちゃいけなかったはずです。

人の考えや気持ちをくみ取ることは難しいし、考え過ぎて手も足も出ないことは
たくさんあることでしょう。

デコボコしているからこそ、職場のチーム力が必要なんじゃないかと思いますね。

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by kago-fp | 2019-06-26 21:20 | Trackback